「我が子の発達障害をどう見守ってあげたらいい?」
子供がはっきりと発達障害と診断されて、支援学校に通っている場合と、生きにくさを感じながらも普通学級に通っている2つのケースが主にありますよね。
発達障害の通学方法
- 支援学校に通っている
- 普通学級に通っている
ここでは、発達障害者として生きにくさを感じながらも、普通学級に進学(中退)した私の体験から、普通学級で日々を送っている子供の親御さんや保護者の方」の参考になればと思って、その苦悩を書かせていただきます。
発達障害児をもつ親御さん保護者の苦悩
「うちの子、授業中はどうしているんだろう?」
学校という社会は、規則やルールという決まりの中で動いていますね。
勉強は1時間目、2時間目と時間割が決まっていて、給食の時間、掃除の時間もあります。
このことをあまり気にしたことがない人も多いかもしれませんが、発達障害のある子にとっては、これはとても厄介なことのひとつ。
授業は先生のペースで進められていますよね。
もちろん子供達生徒の反応をみながらではありますが、30人以上いる子供達、一人ひとりに合わせることは出来るはずはありません。
分からないことがあっても、聞くこともできず、次第に取り残されてしまうことは、発達障害の子にとってはつらいことの1つなんです。
発達障害は一人ひとり症状が違っています。
授業で分からないことがある場合、その場で急に大きな声で質問をしてしまう子や、泣いてしまう子、どうしてよいか迷って席から離れてしまう子など様々な行動をとってしまいます。
先生にも、周りの生徒にも驚かれてしまいます。
叱られてしまうこともあるでしょう。
「うちの子、休み時間はどうしている?」ということさえも親御さんの心配の種となり、やがて苦悩となります。
学校で休み時間になると、発達障害の子でも外で遊ぶ場合と、教室でお喋りをする場合もあるでしょう。
一緒に楽しめる場合はよいのですが、発達障害がある子はそういう場が苦手の場合が多いんです。
友達と一緒にいても自分の話ばかりしゃべり続けたり、逆に何も話さなくなってしまったり。
友達から冷たい目で見られてしまうことや、嫌な顔をされてしまうことも。
このように学校ではストレスが沢山あり、それを抱えて帰宅することが多いのです。
けれど発達障害をもつ子は、たとえ親にでも、事情を上手に伝えることはできない苦悩があるのが現状です。
本当は聞いてほしいことも、口頭での表現が苦手なため、伝えきれない苦悩がそこあり、同時にその苦悩は親御さんや保護者の苦悩でも有り得るのです。
親御さん保護者の苦悩の解決方法
「そんな我が子を親はどうしてあげたらいいのか?」と子供と共に苦悩してしまいます。
一番嬉しいことは、抱きしめてもらうことです。
何も言わなくて十分だから。
日本人には不慣れかもしれませんが、ハグをするとオキシトシン(幸せホルモン)が分泌されて、ストレスの3分の1を解消させてくれるそうです。
何かをしてあげるとか、どんな出来事があったかを聞くことよりも、発達障害のその子がストレスフリーになれる環境を作り、そのそばで見守ること。
安心感を与えるのがとても大切と思うのです。
「そばにいるよ。」
「あなたの理解者だよ。」
発達障害児の私の苦悩はその言葉に何度救われたことか・・・
そしてその姿を見る親御さんや保護者の方の苦悩も少しだけ解決すると思います。
可能であればハグをお願いします。
大切な事だから二度言いました。