近年では、たった一人で過ごす人のことを、「友達も彼氏もいない、寂しい人」と悪く思う人は少なくなってきたそうです。
付き合いづらい発達障害当事者は、孤独です。ですが、孤独を逆手にとって、趣味を楽しむ人を「おひとりさま」と呼ぶそうです。
それでも、ひとりでいることが不安という人もいるでしょう。援助が必要な当事者は、困難であれば付き添いが必要になります。
おひとりさまには、とてもたくさんの魅力があり、それを知らずに過ごすのは「もったいないこと」だそうです。
今日は、「おひとりさま」の魅力についてお話しようと思います。
おいしい食事をゆっくり楽しめる
ひとりで食事をする、ましてや外食するなんて寂しいと思っていませんか?
ひとりだからこそ、相手に合わせる必要がなく、ゆっくりと食事に向き合うことができます。
メニューを決めるタイミングを、合わせる必要がありません。とことん悩むことができます。
相手のボリュームや予算感に合わせることもありません。気兼ねせずにアルコールを選ぶこともできます。
誰かと食事をするときには、つい会話を優先させてしまうもの。ですが、静かに食事を味わうことで、繊細な味付けや素材の良し悪しを堪能することができます。
きっと、食事後の満足度は大きいはずです。これは、おひとりさまでなければ、楽しむことができない経験だと思います。
レジャーも「おひとりさま」で
旅行やレジャーランドなどに、おひとりさまで行く人が増えました。
ひとりで行きたいと言う希望者は多く、旅行会社ではパックやツアーを組むこともあるそうです。
ひとりでじっくり写真撮影をしたり、景色を眺めて心ゆくまで楽しめます。お土産は誰かを待たせず、お店をハシゴすることができます。
東京ディズニーリゾートでは、「シングルライダー」が人気だそうです。
レジャーランドの乗り物では、ひとり席が余ることもよくあるみたいです。
人気のアトラクションにもすぐに乗れてしまうため、おひとりさまの来場者も意外と多いのだとか。
既婚者や恋人アリでもおひとりさま?
パートナーがいても、あえておひとりさまで行動する人は、増えているようです。
お互いに束縛せず、自分の時間を自由に過ごすことで、より良い関係を過ごせるというカップルもいます。
何でも依存してくる女子より、ひとりで過ごす楽しさを分かってくれる女性のほうが好み、という男性が増えてきています。
調べてみると、ひとりで行動する人は、思いのほか増えてきている傾向にあります。
「おひとりさま」は決して孤独な人ではなく、「自由を満喫できる大人」なのだそうです。
多様性が求められる時代だからこそ、皆に合わせる必要はありません。
おひとりさまの魅力について、発達障害当事者の視点から綴ってみました。