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障害者雇用水増し問題 日本人はなぜ不正ばかりするのだろう?

更新日:

障害者雇用水増しの問題が浮き彫りになりました。

 

政治、研究、企業のデータ…。さまざまな分野で不正が横行し、謝罪会見をしている映像が頻繁にテレビや新聞で報じられています。

 

謝罪をするのはまだ良いほうで、不正をしていることが明らかになっても開き直り、一切の謝罪をしようとせず、責任を取ろうとしない人物も少なくありません。

 

一体なぜ、こんなに不正だらけになったのでしょう。
今までも不正はあったけど、単に分からなかっただけなのか?それとも、不正の数自体が増えたのか?

 

今日は、不正についてお話しようと思います。

 

 

医学研究論文は不正論文ばかり?

世界を代表する科学誌「サイエンス」の2018年8月17日号に、日本人研究者による不正論文の多さを問題視する記事が掲載されました。

 

記事では、偽造したデータを使用した不正論文を発表し、後から論文を撤回した研究者トップ10のうち、半分は日本人であることを指摘しています。

1位はもちろん日本人。なんと183本もの論文を撤回しているのです。

 

 

この不正論文撤回数が多い研究者のうち、大半が医師であるというのも、注目したい問題です。
医療の現場で、論文を参考にした医療が行われようとした場合、そこには人の命がかかっています。

 

そのベースとなる論文がデマだった場合、治療に費やした人の時間や、命そのものが失われる危険がある(もしくは失われたかもしれない)のです。

 
さらに、その論文を参考にして、研究をしたほかの研究者の労力や時間も奪っています。
こうしたことが続けば、当然、日本や日本人に対する信頼も失っていきます。いえ、既に失われているかもしれません。

 

 

いったいなぜ、これほどまでに日本人は不正をし、しかも繰り返すのでしょうか。

 

日本人は肩書を信用しすぎる

サイエンス誌の中で、慶應義塾大学の坂本教授は

「日本では普通は教授を疑うようなことはしない。基本的に日本人は人を信頼し、教授を注意深く見るようなルールは必要ないと思っている。」

と語っています。

 

 

確かに、「教授」は社会的地位が高い職業です。

勉学に励んで、教授という地位を得たような立派な人物が、自分の研究分野で嘘をついたり不正をしたりするはずがないと、誰もが思っているのです。

 
例えば、学生が出した論文であれば

 

「この数字は本当に合っているの?」「この実験結果はどうやって出したの?」

 

と、上の人間から詳しく聞かれるような場面でも、論文を出したのが「上」の立場にいる人物であれば、日本人の多くが「疑うような質問をすること自体が失礼だ」と考えます。

 

 

これは、研究者でなくても同じです。

 
例えば学校なら、先生や校長先生のような「偉い」立場の人が言う言葉は、そのまま「正しい」ものとして受け入れられ、それに対して疑問を挟むことができない雰囲気があります。

 
その結果、良からぬことを企む人物は「不正をしても気づかれないだろう」と不正に走りやすくなるのです。

 

日本人は上にモノを言えずミスがあっても指摘しない

例えば、自分の上司や先生にあたる立場の人が不正を行っていたり、明らかにおかしいと思われる言動をしたりという場合でも、多くの日本人が「それはおかしい」と声を上げることをしません。

 

 

日本には、上に立つ人間は絶対的な権力を持ち、下にいる人間は黙ってそれに従うという文化があります。

 

 

そのため、上の人間に意見を言うことが許されない雰囲気があるのです。

 

 

ところが欧米の場合、上に立つ人間は絶対的な権力者ではなく「優秀なチームメイト」という立ち位置です。

 

また、自分の意見をはっきり伝える練習を、子供の頃からしています。

 

そのため、立場が上だろうが、おかしいことをすればおかしいと、周囲の人間が声を上げますし、ミスを指摘するのも日常茶飯事です。

 

 

日本の国民性が不正横行の原因

日本人はなぜ不正ばかりするのだろう? 
日本は「ムラ社会」だと言われています。
集落ごとに形成された村に1人の権力者がいて、その有力者を頂点とした秩序を作る社会です。

 

その社会では、秩序を破ると「村八分」にされるなどの掟がありました。

 

 

上へ文句を言えない、上の言うことには黙って従う、上が間違ったことをしていてもそれを指摘しない。

 
日本人のこのような特性は、ムラ社会によって作られた日本人の国民性そのものです。

 

 

そして、ムラ社会は今も尚、多くの社会に残っています。

 

 

また、日本人は「できない」「無理だ」と言うのをよしとしません。

できないことでもできるまで頑張るのが美しい、あるべき姿だと考えます。

 
その結果、無理をして過労死する人や自ら命を絶つ人が大勢います。

 
不正も「できない」「無理だ」と言えない結果、できなかったことをできたように工作した結果なのです。

 

 

日本では、自分の意見を言うこと自体が「出る杭は打たれる」で、よしとしない雰囲気があり、人々はそれぞれ思うことがあっても、口と心に蓋をしがちです。

 

 

けれどそれでは、上に立つ人、偉い人が間違いを犯しているとき、犯そうとしている場面でも黙って見過ごすこととなり、結果として、そのチーム、団体、会社、ひいては国家全体が間違った方向に進んでしまいます。

 

 

はっきりと声を上げて「それは違う」と言うのは勇気がいることですが、

「それは正しいのか間違っているのか」

「周囲の人達は何も言わないけれど、これは本当に正しいことなのだろうか」

 

自問自答し続けることはできます。

 

 

どうしても見過ごせないことは、内容によっては匿名で外部団体に通報することもできますし、報道機関に漏らすことも可能です。

 

 

また、自分が声を上げたことで、救われる人がいるかもしれません。

 

 

不正に気付いたとき、見過ごすのではなく、不正を正し、解決策を考えられる「流されない思考力」を持っていたいものですね。

 

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