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なぜ人気?「悪役」という存在について 発達障害をもつ私がふと思った疑問

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映画、マンガ、ゲーム、ドラマ…。どんな作品にも、主人公のライバルや敵となる「悪役」が存在します。

 

ふと思ったのですが、その悪役の人気が高く、悪役を主人公としたスピンオフやシリーズが作られることは珍しくありません。

 

 

一体なぜ、悪役がこれほどまでに人気なのでしょうか。今日は、悪役についてお話しようと思います。

 

悪役の弱さや欠点に親近感を覚える

誰もが知っている人気キャラクター「アンパンマン」。悪役はもちろん、バイキンマンです。

ところが、アンパンマンに迫る勢いでバイキンマンの人気が高いことを知っていますか?

 

 

アンパンマンは頭が欠けない限り、無敵です。

しかし、悪役のバイキンマンは、毎回必ずアンパンマンに負けるし、攻撃は当たらないし(だから誰も殺さない)、ドキンちゃんが大好きだけど永遠の片思い……。

 

 

「残念」なところをたくさん持っている存在です。

 

 

視聴者・読者である私たち自身も、完璧とは言えない存在。誰しも欠点や弱さがあり、それを一生懸命補おうとしながら生きています。

 
同じように完璧ではない悪役は、私たちに近い存在とも言えます。親近感を感じさせてくれるのです。

 

悪役が悪に落ちたドラマが魅力的

作品によりますが、悪役には悪役になった原因があります。

 
「この国を侵略しなくては、自分の国が亡ぶから仕方なく」

「自分の親が殺されたから、その敵討ちのために」

 

など、悪に染まる設定がきちんと作られている場合が多いのです。

 

 

その設定は苦しい内容であることが多く、

「こんなつらい思いをして生きてきたなんて…かわいそう」

「苦しみが分かる、だからこうなってしまった理由も分かる」

と、私たちの心をぐっと掴んでいきます。

 

 

さらに「本当は好きで悪役をしているわけじゃない」という設定があったりすると、たまりません。

 
「本当の自分を殺して、つらい役目を演じている悪役」はとても魅力的に映ります。

 

主人公が良い子すぎて人間味が無く、悪役は人間味がある

こちらも作品によりますが、主人公があまりに良い子過ぎたり、正論を振りかざしていると「嘘くさい」と感じてしまうものです。

 
その対極にいる悪役が逆に魅力的に見えて、良い子ぶらないところが人間臭くて良い、と感じる人も多いようです。

 
主人公がストイックな良い子の場合、悪役は自分の欲求に忠実です。

時に、それが社会のルールを破っていたとしても、悪役は自分の欲求を満たそうとします。そんな「素直さ」も魅力的に感じられるのです。

 

私たちの多くは、社会のルールから「外れないように、外れないように」と意識して生きています。

「本当はこう思っているけれど、これは言ってはいけないことだから黙っていよう」

 
「本当はこうしたいけれど、さすがにこれはマズイよね。とんでもない妄想をしてしまった」

 

 
そんな思いが、頭の片隅をよぎることも多いでしょう。

 
ところが悪役は、その「社会のルール上、マズイからやめておこう」としている部分をガンガン実行しています。

 
「自分たちがマズイと思ってできないことを、いとも簡単にやっている」
そんな姿が魅力的に映るのは、当然といえば当然かもしれません。

 

価値観が違うだけ

悪役として描かれてはいるけれど、それは主人公の側から見たら悪役なのであって、視点を変えると主人公側が悪役になるという物語は珍しくありません。

 
例えば「三銃士」。三銃士はダルタニヤン側の視点で描かれているため、枢機卿リシュリューが悪役として描かれています。

 

しかし、リシュリューは私欲のない政治家だったと言われており、理想的な国民国家と称されるフランスの基礎を作った人物でもあります。

 

しかし、国王の権力を絶対的なものにするため、王に逆らう貴族は徹底的に弾圧しました。
貴族の集まりである三銃士側からすればリシュリューは悪役ですが、国王側からすれば三銃士は自分たちに逆らう悪役なのです。

 

 

このように、見る視点を変えると悪役も悪役とは言い切れない部分があり、むしろ「こっちの意見のほうが共感できる、納得できる」と感じることもあります。

 

 

読者や視聴者がこう思えるまで、世界観や各キャラクターの背景を丁寧に描いている作品は、繰り返し読んだり視聴したりしても面白く、飽きません。

 

最初は主人公に肩入れしても、いつの間にか悪役が好きになっていることがありますね。

機動戦士ガンダムのシャアも、まさにこのパターンだと言えるでしょう。

 

悪役は魅力的に描かれている

悪役はなぜ人気? 挿絵
悪役は主人公の対になる存在であるため、主人公と同じくらい丁寧に魅力的に作られていることがほとんどです。

 

より印象的なルックス、言動、背景が意識して作られています。

 
男の悪役なら「比類なきイケメン」に、女の悪役なら「妖艶な美女」として描かれることが多く、見た目だけでファンになる人もたくさんいます。

 

 

さらに、多くの場合、悪役はハイスペック。最初は主人公がとても敵わないような力と頭脳を持っていて、周囲を圧倒する存在です。

 

 

そんな悪役を倒そう、悪役に勝とうと主人公が頑張るのが物語の見どころです。そして、悪役が強ければ強いほど、物語は面白くなります。

 

 

制作者側がそこまで力を入れて作る悪役のキャラクターが、魅力的でないわけがないのです。私たちが悪役に惚れ惚れしてファンになるのも、当然だと言えます。

 

 

悪役の人気が出るのは、キャラクターとして、とても魅力的に作られているからというだけでなく、悪役にならざるを得なかった背景があり、そこに弱点や欠点といった人間味・ドラマを感じさせてくれるからです。

 
そこまで丁寧に作られている作品は、作品自体の奥行も深く、制作者側の愛情が感じられます。

 
物語の途中で、悪役が仲間になる作品もあり、いつまで悪役でいるか分からない点もまた、面白い要素です。

 
魅力的な悪役が登場する作品は、作品自体も面白い。これに尽きます。

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