「自殺のために買った薬品代、どんだけ金がかかったと思ってんだ?」
「オムツ履いて惨めな思いしたくなかったら、もうODするなよ。」
自殺に失敗した私に、自閉症のきょうだいが述べた感想です。
正直ですね。
ごめんよ。ごめんよ。
やはり私は、自閉症の「きょうだい」が好きになれません。
「嫌い」って言ってるわけじゃないでね。
私の部屋に鍵を付けてもらったのも、プライバシーのため。
ノックをせずに異性の部屋に入る癖を、矯正するためにね。
兄弟姉妹だからって、全て許されるわけじゃないでね。体を触るのは無論のこと。
この間、きょうだいの奇声がしつこかったので、耳を引っ張り、痛みによる教訓としました。
荒療治ならぬ荒療育です。
ははっ。何マジになってんだよ。
あれは確か、私が学生の頃でした。
病院で「新しい診察券を作るので、生年月日から教えてください。」と、受付の看護師さんは「昭和」と書き始めた。
私は急いで「すみません、平成生まれなんです。」と答えた。
6歳老けて見られたわ(笑)
障害児がいる兄弟姉妹は早熟で、しっかり者の子が多いみたい。
箸が転んでもおかしい年頃を、スルーするそうな。
そう言われてみれば、小学生の頃、クラスにもいたなぁ。Mちゃん。
Mちゃんには上に、知的障害をもつお兄さんがいました。
Mちゃんはサバサバした性格で、先生方と対等に話をする子だった。あだ名は「おばあちゃん」。(ひどい)
皆の母親的存在だった。当時の私とも仲良くしてくれた。ありがとう。
つい最近まで、弟の事故死がきっかけで、医者を目指す自閉症の主人公を描いた海外ドラマを見ていました。
が、後半から次第に録画するのをやめていました。
美化されていて、納得のいかない点が多かったからです。
弟は生前に、主人公の兄に「お兄ちゃんは僕にとって、自慢の最高のお兄ちゃんだ!」と言ってました。
私は…弟みたいにはなれなんだ。