短命のカップルの会話を耳にしました。
彼女「精神疾患の苦しさは、楽観的な人には(彼氏)には分からないんだから。」
彼氏「いや、それはちょっと傷つくわぁ。」
どうやら彼氏の男性は、一緒に行く予定だった彼女の病気の講演会をキャンセルして、他の用事を優先した様子。
今度は彼氏が「今日、仕事でこんな事があって腹が立ったよ。」
と言うと、彼女は「だったら、こうすれば良かったじゃん。」「でもさぁ…」と返します。
「労いの言葉の一言もないのかお前は。」
彼氏は呆れた顔で、その後の会話はありませんでした。
あー言えばこう言う、返事の冒頭に必ず「いや…」「でも…」をつける。水を差す。
文頭に「つらかったね。」「そうか、大変だったね。」「分かるよ。」など、まずは相手の承認欲求を満たしてあげるのが一番。自分の意見はその後。
同情は一言でいいんだよ。無理やり励まそうとしなくても。
バトルじゃないんだから。
皆さんは「食事」と聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか?
家族団らんで皆でテーブルを囲んだり、恋人同士や友達同士でおしゃべりをしながら楽しんだりするイメージが多いかと思います。
しかしながら、そのイメージが大多数を占めていたのは、少し前の話になってきているのです。
今日は、そんな中でも、最近増えてきたと言われている食事のスタイルについて、お話しようと思います。
ぼっち飯とは何か?
近年、流行りだしているのが「ぼっち飯」。この言葉を耳にしたことはありませんか?
そもそもはこの言葉、昼食時に友達や仲間と一緒にではなく、1人で食事をとること。
学生などが使う俗語で「ぼっち飯」のぼっちは「ひとりぼっち」のぼっちを指します。
現在では学生だけでなく会社や職場などでの場合も含みます。
ただ、単に1人でご飯を食べるだけのように思えますが、究極のぼっち飯はなんと「トイレの個室で食事をとる」ことなのです。
「どうしてそんなところで?」と思われる方も少なくないとは思いますが、彼ら彼女らの言い分を聞くと「確かに」と納得せざるを得ないものもありました。
そんないくつかのパターンをご紹介します。
1人で食事をしている姿を見られたくない
皆の輪に入っていけず、1人で食事をすることが多い。
すると「一緒に食事をする相手もいない寂しい人だと思われるのでは」と、ぼっち飯を選択した。
そだねー。
同調圧力から逃げたい、窮屈だ
せっかくの食事の時間に誰かを吊し上げたり、誰かの悪口を言わなきゃいけない雰囲気が苦痛だった。
そんな思いをするくらいならトイレの方がマシ。
あらまぁ…。
苦手な人がいる
職務中の業務連絡以外は、顔も見たくないほど嫌いな人がいる。
いろいろと被害を受けており、この人がいると気分が悪くなるので、1人の方が良い。
など、理由はさまざま。
確かに、常に誰かとトイレや食事をしていないと不安になる他者依存(ランチメイト症候群)が強いタイプでもない限りは、苦痛と孤独を天秤に掛けたときに、孤独を選ぶかもしれません。
ですが、今ぼっち飯を選択しようか悩んでいる方は、ぼっち飯をすることでのストレスとも、もう一度天秤に掛けてみることをオススメします。
孤独が続くのも案外、ストレスがかかってしまいますから。
いかがでしたか?
ぼっち飯は案外、自分の平穏を守るためにしている人が多く、決して恥ずかしい行為ではない、したい人はしたら良い、ということを知ってもらえれば…と思います。