自殺に失敗して、もう一年が経つのか…。
先日、主治医の先生に、日本尊厳死協会によるリビングウィルの指示書を受理してもらいました。
面白く笑って過ごすのに、疲れる日が多くなりましてね。
私に人間様の皮はもったいなかった。
診察室にいる周りの看護師さんに席を外してもらい、先生と一対一で話を聞いてもらいました。
家族の前に、私個人の意思表示を受け入れてもらえたことで、少し気が楽になりました。
先生、ありがとうございました。
…。
…。
尊厳死・安楽死に異を唱える方達へ。
当事者はただ苦しいという理由で、死ぬんじゃないんですよ。
譲るんです。次の世代へ。命のバトンタッチ。
「十分生きた。ありがとう。」と。
自分に自信を持って生きている当事者は、デスハラを受けても毅然としていればいいのです。
自信を持っていれば。

引用元:「あの世へ逝く力」小林玖仁男 著 より 一部抜粋
「バースデーブルー」という言葉を知っていますか。
「マタニティブルー」や「マリッジブルー」のように、自分の誕生日に憂うつになることです。
あまり耳にしない言葉ですが、実は誕生日にブルーになる人は少なくなく、誕生日に自殺する人が多いことも、研究から明らかになっています。
誕生日にひとりきり、だれからも「おめでとう」が来ない…と落ち込むことはありませんか?
もしかして、発達障害があるから、周りの人とうまくやれず、誕生日もお祝いしてもらえないのだろうか?なんて考えが、頭をよぎった人もいるかもしれません。
今日はこの「バースデーブルー」について、お話しようと思います。
誕生日に自殺する人は、それ以外の日の1.5倍
2016年に大阪大学が発表した研究結果によると、誕生日前後に自殺する人が多く、特に、誕生日当日に自殺する人の割合は、それ以外の日の1.5倍になることが明らかになりました。
実はこれ、日本だけではありません。誕生日に死亡する人が多いことは、海外では以前から指摘されています。
参考:https://japan.cnet.com/release/30145850/
誕生日は自分にとっての特別な日。けれど
「誰にも祝ってもらえない」
「覚えていてもらえない」
「素敵に過ごすことができなかった」
という悲しみから、死を選ぶ人が少なくないのです。
6割の女性が「一人きりの誕生日を過ごしたことがある」
OZmallが東京に住む女性1200人を対象に行った調査では、「一人きりの誕生日を過ごしたことがありますか」という質問に対し、なんと6割の女性が「ある」と回答しています。
参考:https://www.ozmall.co.jp/travel/stay/feature/10513/
一人で誕生日を過ごすことは、珍しいことでもなんでもなく、むしろ「一人じゃないほうが少数派」なのです。
そして、一人の誕生日の過ごし方を聞いた質問に対しては、502人(42%)が「普段通りに過ごした」と回答しています。
バースデーブルーになりつつも、それを外に見せないように過ごしている人は、意外と多そうです。
一人きりの誕生日の過ごし方
シングルの人や一人暮らしの人はもちろん、家族や恋人がいても誕生日を忘れられていることはありますし、仲の良い友達で毎年お互いの誕生日を祝い合っている相手がいても、「うっかり」忘れていることはあります。
私も、誕生日が過ぎてから「ごめん」とメールをもらった経験がありますし、誕生日をお祝いするメッセージを送っている相手から、一度も私の誕生日に「おめでとう」を言われたことがない、という経験もあります。
それはそれで仕方ないと割り切っても、寂しくないといえば嘘になります。私、一応人間なんだね。
誕生日は1年に1度の特別な日。できれば誰かに「おめでとう」を言って欲しいし、祝ってほしいものです。
だからと言って、自分から「この日は私の誕生日だから!」とアピールするのはイヤ、という人も多いはず。
それなら、どうやって誕生日を迎え、過ごせばよいのか?
私自身の体験や、周りの友人を参考に、誕生日の過ごし方を紹介します。
Facebookに登録する
Facebook、あなたは登録していますか?
Facebookには誕生日を登録する機能があり、Facebook上でつながっている友人が誕生日を迎えると「今日は〇〇さんの誕生日です」とメッセージが飛んできます。
そのメッセージから、普段はほとんどやり取りしていなくても「おめでとう」とFacebook上で書き込みをしてくれる人が、実はたくさんいます。
ポイントは、たくさんの人とFacebook上でつながっておくことと、自分の誕生日を公開する設定にしておくこと。
また、自分も誰かの誕生日にはきちんと「おめでとう」のメッセージを送ること。
Facebookを誕生日のお祝いをしたり、されたりするためだけに使っている人も、珍しくないと感じています。
Twitterはもっと手軽
Twitterにも誕生日を登録する機能があり、誕生日になると、画面に風船が飛ぶイラストが表示されます。
Twitterでは「今日は自分の誕生日なので、祝ってください」というコメントとともに、風船が飛ぶ画面のスクリーンショットを貼り付けて投稿する人が多く、そういうコメントに「いいね(ハートマーク)」やメッセージをつけてくれる人もいます。
Twitterは、匿名でできるSNS。Twitterを使って見知らぬ人に祝ってもらうのも、SNSが発達した現代社会では「アリ」だと思います。
誕生日は海外に旅行する
誕生日は「一人旅で海外」という知人も、実は少なくありません。
誰も自分のことを知らない場所へ行けば、「おめでとう」がないのも当然。
海外だと特別な手続きをしない限りは、Wi-Fiに接続しない限りスマホも使えないため、「メッセージが来ない」なんて落ち込む必要もありません。
誰も自分を知らない国、場所で過ごす時間そのものが、自分への誕生日プレゼント、だそうです。
日帰り旅行、温泉、マッサージやエステで特別な日にする
「海外はハードルが高い」そだねー。「何日も休めない」という人は、日帰りで行ける旅行を。
普段は行かないちょっと高級志向の温泉に行ってのんびりしたり、マッサージやエステで「特別感」を味わったりするのもおすすめです。
食事も普段よりちょっと贅沢に。誕生日は「自分を甘やかしていい日」ですから。
断捨離の日にする
これは、スピリチュアルの考え方のひとつなのですが、モノがたくさんあると、「新しい良いモノや出会い」がやってきても、入り込むスペースがないと、そのまま通り過ぎてしまうそうです。
自分の生活スペースがスッキリ片付いてゆとりがあると、「新しい良いモノ」が入ってきやすいと言われています。
あなたの生活スペースはどうでしょうか。モノであふれていませんか?
来年の自分が素敵な誕生日を迎えられるよう、自分が持っているものを見直して、しばらく使っていないものや存在を忘れていたようなものは、思い切って捨てたり売ったりすると良いかもしれません。
部屋がスッキリするだけでなく、臨時収入が得られる可能性もありますよ。
発達障害があるかどうかに関わらず、誕生日を一人で過ごす人は、自分が思うよりもずっとたくさんいます。
そして、バースデーブルーは珍しいことではありません。
誕生日をどう過ごすか、決めるのは自分。
誕生日は「自分で自分をお祝いする日」「自分を甘やかしていい日」と切り替え、自分が本当にしたかったことや興味があることをしたり、ずっと欲しかったものを買ったり、自分の生活空間や自分自身を整える、そんな日として過ごしてみませんか。