発達障害と適応障害をもつ私は、以前勤めていた会社で虐待を受けてきました。
今日はこの「虐待」の様々な実態について綴ってみようと思います。
虐待にはどのような種類があるか
虐待と聞くと「親が自分の子供に暴力を振るう」といった意味合いをイメージする人が多いかと思います。
しかし、辞書で調べてみると「むごい扱いをすること」と書かれているのです。
つまり、家庭内のことを考えてみるといわゆるDVも虐待といえるということになります。
今回は、そういった点も踏まえて様々な虐待について考察していきます。
身体的虐待
これは最も分かりやすい例ではないでしょうか。
多くの人が虐待と聞いてイメージする「暴行」が、身体的虐待な虐待です。いわゆる家庭内暴力も、これに当てはまります。
しかし、いきなり暴力を振るうようになるのかと言うと、そうではないようです。
身体的虐待は、言ってみれば最終段階のようだと私は感じます。
経済的虐待
経済的虐待は、いわゆる「家にお金を入れない」「勝手に家族のお金を使う」というものです。
とりわけ前者ばかりが取り沙汰され男性主体の虐待のように見えるかもしれませんが、離婚をちらつかせながら浪費ばかりする妻もまた、経済的虐待を行っているといえます。
しかし、実際のところ浪費家の妻が経済的虐待の行為者であるとみなす人はかなり少ないです。
これがひどくなると、子供に食事を与えない(または与えることが出来ない)、具合が悪くても病院ヘ行かせないというネグレクト(育児放棄)に陥っていきます。
精神的虐待
家庭内における暴言や、過度にストレスを与えるような行為がこれに当たります。
夫婦間で言えば、たとえ正論であったとしても常にきつい口調で当り散らすのも精神的虐待であると言えますし、あるいは家中に鳴り響くほどの力でドアの開け閉めを行ったり、物に当り散らしたりするのも精神的な虐待であると言えます。
単に喧嘩などをして、一時的にこのような状態に陥っている場合は当てはまりませんが、これが常態化している場合には精神的虐待が行われていると言っても過言ではありません。
ここまでくると、最初に紹介した身体的虐待に繋がっていきます。
性的虐待
虐待の中でも特殊なのが、この性的虐待です。今までですと、「父親が娘に強制わいせつやレイプをする」といったものがこれに当てはまりました。
しかし、最近になって問題視されているのが「子供の性自認」に関するものです。
男児が女児向けアニメを観たり可愛い雰囲気の服を好むのを良しとしなかったり、逆に戦隊物の特撮番組を観ている男児に「女の子が観る番組を観てもいい!!」と半ば強要させたりといったものです。
先ほどの「親が子に欲情する」ような物とは全く異なり、いわゆる性犯罪とは違います。
ですが、「親の思想によって子の性を歪めてしまうのも性的な虐待ではないか」と、私は思うのです。
通報するべきなのか?
もし、隣の家で虐待されている場合があるというのであれば絶対に通報するべきです。
誰かが通報することで、子供が虐待から逃れることが出来ます。さらに言えば、その虐待の末子供を殺してしまうという最悪の事態から、虐待を行っていた親を救うことも出来るのです。
「通報してしまったら、あの家庭は崩壊してしまう」と考えるものなのですが、虐待が行われている時点で既に崩壊しているのです。
それを再生させるためにも、通報することは決して悪いことではないのです。